キャンベルハムスターの歴史
キャンベルハムスターキャンベルハムスターは、ジャンガリアンハムスターによく似たドワーフハムスターです。
日本には1968年に旧ソ連から輸入され、1994年5月からペットとして飼われ始めました。
ジャンガリアンハムスターと混同されがちで、研究施設では飼育例があまりありません。
毛色の豊かさはドワーフの中で一番で、イエローブラック、パープルなどの毛色も増えてきました。
ジャンガリアンハムスターよりは少々大きめで、よく噛み付くくらい気が荒いのが特徴です。
キャンベルハムスターの特徴
キャンベルハムスターキャンベルハムスターは小型で背面の黒状が細くて頭の部分や尾の付け根まではありません。
耳はやや小さく、顔は毛が長くて大きく見えます。体を横から見ると、背と腹の境界の暗色部分がなく、少し黄色身を帯びています。
また、頭と腰の高さが同じか腰がやや低くて長方形に見えます。
冬になっても白く毛変わりしないのも特徴のひとつです。
アルビノと呼ばれる赤目タイプのキャンベルハムスターも見られます。
キャンベルハムスターの品種
キャンベルハムスターとジャンガリアンハムスターについては、両社がよく似ていることから、「同種か異種か」という論争が続いています。
現在のところは、「同種」とする説が有力で、両者の間では交配も可能です。
イエローキャンベル
美しい黄色い毛と赤い目が特徴。背中に茶色の筋が一本はいっている。
パイドとは「白ブチ入り」 の意、おなかが真っ白で灰色の背中も部分的に白く抜けている。
ブラック
足の先以外と口元以外は真っ黒で、目も黒い。
パンダ
キャンベルの白黒タイプ。
アルビノ
色素欠乏により体の色が真っ白で、目は赤目。
学名など
標準和名 | キャンベルキヌゲネズミ | |
別名 | キャンベルハムスター シベリアンハムスター、キャンベリーハムスター | |
学名 | Phodopus campbelli | |
英名 | Campbell hamster | |
原産地 | ロシア(バイカル湖沿岸東部)、モンゴル、中国黒龍江省、内モンゴル自治区 | |
身体 | 全長 約7.0~11.3cm | 体重 オス 39~44g メス 32~37g |
妊娠期間 | 約18~30日 | |
産子数 | 1~9匹 | |
離乳期間 | 約3週間 | |
寿命 | 2~2年半 | |
値段 | 2,000~4,000円 |