ハムスターの特徴

               

歯は硬くて、一生のび続ける

ハムスターは、ネズミ、リス、ビーバー、モモンガなどと同じく、哺乳類の中のげっ歯類というグループに分類されます。生涯にわたって伸び続ける、上下一対のノミのような前歯(切歯、門歯)は、げっ歯類に特有なもので、ダイヤモンドほどの硬さとも言われています。表面のエナメル質が厚く、あごにはこの歯を前後に動かせる、特殊な強い筋肉が発達しています。このため、かなり硬い種子でも上手にかじることができ、木質のものなど、すぐに食い破ることができます。

ネズミ類の歯は、ほとんどが黄色、または赤みがかった茶色などの色をしています。この色は、エナメル質の色です。しかし、ネズミの場合、このエナメル質が歯の前面にしかなく、歯の裏はセメント質でやわらかいのです。そのやわらかい部分が、歯をかみ合わせるたびに削れていき、前面のエナメル質の部分が残り、そのおかげでいつも歯の先がとがるようになっているます。人間の歯は、歯の裏表両方がエナメル質でおおわれているので、削れないようになっているのです。

歯の形もよく見ると、ちょうど大工道具のノミのような形をしているので、ものをかじるのにも都合がよいのです。したがって、指などにか見つかれると以外に深い傷になることがあるので、注意してください。

また、この歯は死ぬまで伸び続けるのが特徴です。このため、ハムスターは物をよくかじります。かじることで歯が摩滅し、適度な長さに保たれるのです。歯の伸びは、種子や固型の飼料などの硬い食べ物を与えるとある程度は防ぐことができますが、巣箱を木製にしたり、別にかじれる棒切れなどをいれてやったりするのもよい対策となります。
前足を上手に使う
ハムスターがただ食べ物を持つだけでなく、このように前足でこれを上手にもちかえて回転させることができるのは、げっ歯類の特徴のひとつです。

また、食べ物や巣材などをほお袋で運ぶときも、前足を上手に使い、口にいっぱいに押し込みます。このように、ハムスターの前足は機能的で、人間の手のような働きをします。

ほお袋に餌を入れる

ほお袋は、食べたものを一時的に蓄えるためのものです。野生のハムスターはこうして、冬に備えて秋のうちに巣穴に食糧を運んで蓄える習性をもっています。運ぶ必要がないときは、食べ物はほお袋で唾液とよく混ぜ合わされて、胃に送り込まれます。何でも食べる雑食性なので、唾液にもいろいろな食べ物を消化する酵素がたくさん含まれています。

ほお袋の大きさは、ゴールデンハムスターなら平均4×5センチ、ドワーフでも2×2センチはあって、よく伸びます。最大で80個のひまわりの種が入ると言われています。

ハムスターやその仲間であるキヌゲネズミ亜科のものは、胃が2つに分かれています。食道に続く小さな胃は、ここに入ってきた食べ物を一時たくわえ、その間に胃酸や酵素で消化しやすくして、次の大きな胃に送ります。大きな胃では、さらに食べ物を消化しやすくするために、ここに生活している微生物も働いて分解し、次の腸に送ります。これは、胃が4つもある牛などと似ています。

昼間寝て夜活動する夜行性

ハムスターの活動時間は人間と全く逆で、昼間寝て夜活動する夜行性です。夜行性の動物にはハムスターのほかに、ネズミやムササビ、オオカミ、猫などがいますし、鳥類ではフクロウ、ヨタカなどが代表的です。

ただし、夜行性といっても夜の間じゅう活動しているわけではありません。 特に夕方と夜明けごろが主な活動時間で、真夜中はたいてい静かにしています。

飼い主の生活環境の違いで多少個体差がありますが、ハムスターの平均的な一日は、夕方から夜にかけてもっとも活動量が多く、真夜中はしばらくおとなしくしており、次に明け方ごろまで活動して明るくなった昼間は静かに休んでいる、というのが基本的な生活パターンです。

ですから、夜中電気をつけっぱなしでいるのはあまり感心できません。少なくとも布などをかぶせてケージの中を暗くしてあげましょう。

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