ハムスターの性格について紹介しています。

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用心深くデリケート

ハムスターはおとなしい動物ですが、警戒心が強くてとてもデリケートな性格をしています。むやみに触られるのが大嫌いで、危険を感じるとかむことがあります。無造作につかんだり大きな音を立てると驚いて警戒心をもちます。
野生のハムスターは地下の狭いトンネルに生活していますが、ペットのハムスターもこの習性が残っていて、広い空間よりも体がぴったりと触れるような狭い場所が好きです。というのも、体が壁に触っていれば、そこから敵の攻撃を受ける心配がないため、安心するからです。ですから、飼育下ではハムスター用のパイプや床材を深く敷くと喜びます。

じっとしていられない行動派

1日に約20kmも動き回ります。運動神経も抜群で、ケージの金網や縄ばしごを上ったりと活発に行動します。

生活パターンは夜行性

夕方から朝までが活動時間です。もともとハムスターの故郷は、天敵である猛禽類のワシやタカが多く、危険を避けるため夜巣穴を出て行動していました。
昼間は寝ていて、14時間くらい眠っています。

孤独を好む

繁殖以外は単独で生活します。2匹一緒に同じケージに入れると喧嘩になることが多々起こります。これは、縄張り意識が強いためです。ほかのハムスターが入らないように、自分の領域には腹部の脇にある臭腺から分泌液を出して匂いをつけるマーキングを行うためです。
ただし、ジャンガリアンハムスターのような小型のドワーフ種の場合は、一緒に2匹以上飼っても差し支えありません。

食糧を蓄える

もともと、ハムスターという名は、ドイツ語で「貯蔵する」という意味の「hamstem」に由来しています。
食料を与えると、まずほお袋にためます。ほおの皮は伸び縮み自由で、食べるにしたがい両側が膨らんできます。ほお袋がいっぱいになると、初めて奥歯でかんで飲み込みます。
ほお袋は、野生で暮らすハムスターが冬越しの食料を巣穴へ運ぶためのものです。この習性は飼っている場合でも残っていますから、毎日巣箱を点検して溜め込んだ食料は掃除してください。

ものをかじる

ハムスターの歯は一生伸び続けます。そのため、物をかじって歯を摩滅させて適度な長さを維持します。木製のものは簡単に食い破ってしまいますので要注意を。

穴を掘ってもぐりこむ

もともとハムスターは、トンネルを掘って地下の巣穴で生活していました。ですからたんざくに切った新聞紙やおがくずを入れておくと、掘ってもぐりこみます。

きれい好き

夕方目覚めて一番にすることは毛づくろいです。両方の前足で念入りに頭を撫で回し、口がとどく胸から腹にかけては舌でなめるなど、身だしなみには気をくばります。

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