ハムスター 四季の飼い方

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ハムスター 四季の飼い方

ハムスターが一番活発になる季節。自然界のほとんどの動物たちと同じように、春になるとハムスターも活き活きとしてきます。
繁殖もはじまるので、たんぱく質、ビタミンなど栄養のあるエサをバランスよく与えましょう。発情期の時期にもあたりますから、繁殖させるにはうってつけです。発情をスムーズに促すには、栄養のあるものをバランスよく与えます。小麦やとうもろこしなどの穀類、ビタミンが豊富なニンジン、煮干などの動物たんぱく質を多めに与えます。逆に、菜っ葉ばかりを与えていると発情しにくくなります。妊娠したら巣箱に入れる巣材を増やして、出産準備を整えてあげます。
冬毛が夏毛に変わる時期でよく毛が抜けますから、 場合によってはブラッシングします。

梅雨・夏

梅雨は、砂漠がすみかだったハムスターにとって最も苦手な季節です。風通しのよい場所にケージを置き、衛生面、健康面にも気を配ります。床材や巣材は減らし、湿っているようなら替え、掃除も念入りにします。食べ残したえさは、痛んでカビが生えないうちに速やかに除去、水は朝夕2回取り替えます。ペレットは少なめにして、新鮮な野菜や果物を少量ずつあげます。
保存しているエサにもカビが生えないようにするため、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するのが良いでしょう。穀物や種子類には、もともと虫が入っていることもありますので、こうしたときは全部捨ててしまうのが安全です。
夏は、梅雨の時期と同じくケージを涼しく風通しが良いところに置きます。巣材も、たくさんあると保温されるので、できるだけ減らします。部屋の冷房は一定の温度に管理しているのなら問題ないのですが、冷房を入れたりきったりを頻繁に繰り返すような部屋では、温度変化がありすぎてかえってよくありません。冷房の風でハムスターの体が冷えて、冬眠したようにじっと動かなくなってしまうこともあります。ケージは冷房の風が直接当たるような場所へは置かないようにします。
夏場の強い直射日光や高温は、ハムスターにとって日射病や熱射病の原因になってしまうので、冷房のない締め切った部屋にケージを置かないようにします。エサやそうじなどは梅雨時と同じで、念入りに取り替えます。特に、真夏の暑い時期はペレットをあまり食べなくなるので、野菜などの水分のある、みずみずしい新鮮な食べ物を少しずつ与えるようにしましょう。水も適度に与え、脱水症状などが起きないように気をつけます。

涼しくなってくると、食欲が旺盛になってきます。また、秋の半ばくらいになるとエサや巣材をせっせと巣に運び、冬支度を開始します。なるべく巣はいじらないようにしますが、エサでいっぱいになって眠る場所もないようになってしまったら、適当に取り出します。ためこんだ野菜などが腐っていたら取り除きます。
この時期のエサとしては、脂肪分の多いひまわりの種、ピーナッツ、胡桃などを与えて、にんじんなどビタミンの多いもの、ゆで卵、チーズなど動物性たんぱく質も増やし、寒さに耐えられるよう皮下脂肪を付けさせます。午前10時ごろまでの日差しがやや弱いときに、30分ほど日光浴をさせると、体内でビタミンDを作るのを促進します。
夏毛が冬毛に変わるころで、よく気が抜けるようならブラッシングを行います。

寒さに弱いハムスターは、冬になると動きが鈍くなります。秋同様、エサは脂肪分の多いものや動物性たんぱく質のものを与え、巣材も多めにします。晴れた日には日光浴をさせるのもお勧めです。
気温5度以下のところに置くと、冬眠したように動かなくなります。ペットのハムスターの場合、冬眠は体力を消耗するので、暖房の効いた暖かい部屋に移します。暖房を消す就寝中は、ケージをダンボールに入れたり、厚手の布をかけたり、ペット用のパネルヒーターを使うなどして保温につとめ、温度差がないようにしてあげましょう。ペットの場合は、冬眠に失敗して死んでしまうことも多いので、保温には十分注意します。特に、子供のハムスターや飼い始めたばかりのハムスターには気をつけましょう。
動画提供:ハムスターのモコちゃん

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