A. ケージのかみすぎは、歯が引っかかって曲がったり、出血や炎症を起こす原因になります。
ケージをガリガリかじるのは、「ケージから出て自分のなわばりを巡回したいから」です。
普段からケージの中だけで飼っているハムスターよりも、部屋の外に放して遊ばせているハムスターのほうが、ケージをかじる率が高いようです。面白いことに、たいていかじる箇所は決まっているので、底にかまぼこ板などかじっても問題のないものを取り付けたり、水槽タイプの一切かじられないケージに取り替えるかして、ケージそのものをかじらせないようにするといいでしょう。
同じように、ケージの天井をうんていするハムスターも、本人は縄張りを探しているつもりです。回し車やトンネルなど、ハムスターの欲求の代用になるものをケージに入れてあげましょう。
Q. 手渡しで渡したエサを捨ててしまう。
A. ハムスターは、自分が食べたいか、あるいはほお袋に入れておきたいエサ以外は、受け取っても捨ててしまいます。
いくら捨てたえさでも、おなかがすいて食べるものがそれしかなければ食べます。ハムスターが好きなえさばかりを与えていては、栄養が偏ってしまいますので、ハムスターがお腹を空かしたころにもう一度与えてみてください。
Q. 野生の動物は薬草と毒草を見分けるので、ハムスターの遺伝子にもきっと「毒草の見分け方」がインプットされているはず。
A. 野生の動物は薬草と毒草を見分けることができ、体調が悪くなるとある特定の草だけ食べたりします。
ハムスターはもともと野生の動物なのでこのような特殊能力が残っていて、毒があって食べられないものはハムスター自身が判断すると思いがちですが、これは間違いです。ハムスターは「おいしいかまずいか」の区別はしますが、毒があっても「食べられる物」であれば、なんでもムシャムシャ食べてしまいます。
特に部屋の中に放した場合、飾ってある花や観葉植物には有毒植物がたくさんありますから、無毒かどうかわからない植物を部屋に飾る場合は、ハムスターの手や口が届かないところにおくようにしましょう。野外で採ってきた野草や木の葉っぱなども、絶対に無毒であると確認の取れているもの以外は与えないようにしましょう。
Q. ハムスターを病院へ連れて行くまでの応急処置は?
A. 実際に動物病院の方から伺いました。
・体重が下がって体が冷たくなっている場合
懐などに入れて人肌で温めるのが安全で確実です。
・元気がなく、ぐったりしている場合
蜂蜜を溶かしたぬるま湯を、スポイトなどで少量ずつ与えます。
また、生きた乳酸菌が入っているヨーグルトを与えるのもよいそうです。
なお、これらは応急処置ですので、軽症に見えても、できるだけ早く診療を受けさせましょう。
Q. 太りすぎかどうかのチェックポイントは?
A. チェックポイントはは次のとおり
1.上から見たときに、体つきがまん丸
2.おなかや胸の毛が薄くなっている
太ってくると、脂肪のついたおなかや胸の毛がこすれるために毛が抜けたり薄くなったりします。
3.おなかが丸く出っ張っている
脂肪がついておなかが丸くなります。
4.手足の付け根がたるんでいる
脂肪がつきすぎると、手足の付け根がたるんできます。
5.毛のつやがやけに良い
脂肪分の多い餌を食べていると、毛づやがよくなります。
太りすぎると病気にかかりやすくなったりアレルギーなどでかゆくなったりします。元気に過ごせるように、太らないように気をつけてあげましょう。
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Q. 爪が伸びてるようなんですが、どうすればよいのでしょうか