ハムスターの病気

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ハムスターの病気

自然界では弱っているものからやられてしまうため、ハムスターは病気であることを見せまいとします。ですから、ハムスターの病気に気づくのは、ついさっきまで回し車で遊んでいたのに急にケースのすみで丸まってじっとしている、という場合がほとんど。
体調の悪いハムスターは、毛づくろいをあまりしなくなるため、けづやが悪くなり、毛並みがボサボサになります。目の輝きがなくなり目やにが出て、耳がクシャクシャに縮み、頭にべったり付いてしまいます。おしりの毛が下痢によってベタベタになることもあります。
強い貧血状態に陥ると、鼻先や指が白く冷たくなり、呼吸に異常があれば、全身を使って大きく激しく息をします。

手術後のハムスター

ハムスターを動物病院に連れて行った時は、保険が効きません。
あらかじめ獣医さんにいくらくらいかかるのか確認しておいた方が良いでしょう。
診察代は500円〜数千円、手術となると、1万円〜4万円くらいかかります。各動物病院によって料金は違うので、信頼できる動物病院を見つけておきましょう。

病理診断報告書

動物病院での診察や手術が終わった後は、病院側からハムスターの健康管理に関する情報の書いてあるプリントや、飼い方のポイント集を渡してくれるところもあります。
また手術後には、左写真のような病理診断報告書をしっかりと提示してくれるような動物病院なら信頼できるでしょう。
左写真:中央動物医療センター

【体が汚れてくる】

体調の悪いハムスターは、毛づやが悪くなり、毛並みがボサボサしてきます。健康なときほどこまめに体の手入れをしなくなるせいです。
ただし、春や秋に毛が生え変わり、毛色が変化するものは病気ではありません。

【食欲がない】

普段に比べて食べるえさの量が極端に少なくなるのは不自然です。日ごろから決まった量の食事をバランスよく与える習慣をつけておけば、ちょっとした変化に気付くことができます。急激な体重の変化にも気をつけてください。

【耳がしわしわになる】

健康なときのハムスターの耳はピンと張っていますが、体に偏重をきたすと、耳がしわしわになって元気のない状態になってしまいます。

【ケージのすみでじっとしている】

サルモネラ菌などを病原体とした、細菌性の下痢をわずらっている可能性があります。
食後数時間で発病する病気なので、食欲たっぷりにえさを食べた後、しばらくして急にぐったりしているようなときには注意します。

【鼻が汚れていないか】

くしゃみをし、鼻から水っぽい鼻水を出していませんか?風邪を引いているのかもしれません。ハムスターは少し寒くなるとすぐに風邪をひいてしまいます。

【夜になっても行動しない】

夜行性のハムスターが寄る行動せず、ケージ内のエサを確認しても減っていないようなら、怪我や病気を疑ってみた方がいいでしょう。


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